久遠寺参拝と言えば懐かしい思い出の数々  9月6日  小高俊明

 思い出すと4回訪ねております。そのうち2回は30〜40才台にしだれ桜の季節に会社の仲間と観光バス、そして家族と電車、バスで何れも下部温泉泊り、甲府盆地周遊又は身延線で冨士経由のスタンダードの旅。
 更に1回は一人でマイカーで富士川沿いのお寺、名木巡りをしたとき。この時は久遠寺への正面の石段は登らないで、三門から左へ塔頭伝いに上がって久遠寺着。此処からロープウェイで奥の院へ往復。帰路は久遠寺から右回り(身延山大学経由)の塔頭経由で三門へと、中々身延山中の味わいのあるものでした。
 もう1回は登山目的で、一人で久遠寺参拝したあと麓へ下り、改めて七面山(1983m)〜八紘嶺(1918m)〜梅ヶ島温泉まで縦走した。きつかったが誰にもすれ違う事もなく静かな山旅でした。七面山の頂上近くに敬慎院という日蓮宗の立派な宿坊があって、ここに一泊したがお決まりの厳しいルールで夜のお勤めがあり、朝は富士山を望むお寺の前で日の出を待ちながら南無妙法蓮華経を太鼓?を叩いてお祈りするに至っては信者になってしまった心境で清々しいものだった。梅ヶ島温泉は南アルプスの懐に抱かれた静かな山の中の温泉でした。台風被害にあったような話も聞いたけれど、あのままであってほしい。