確定申告とミモザの花 その1 3月10日 飯田朝明
1 確定申告
今年の確定申告は手間がかかった。申告は3月15日までなので、私は例年のように大磯町役場に仮設された申告書作成会場に行ったが、今年は遅くなってしまい、3月に入ってからだった。窓口ではアルバイトをしている我が家の近くに住む女性が応対してくれたが、昨年は上場株を譲渡して少し売却益が出ていると言ったところ、そういう課税は大磯ではやっていないので、平塚の税務署に行ってほしいということだった。
それでバスで平塚駅まで行き、駅で平塚市役所方面行きのバスに乗り換えて、8階建ての市役所ビル内にある平塚税務署へ行った。正面入口に着くと、すでに長い行列ができていたが、整理券をもらって並んだところ、相談は13時過ぎになるそうなので、その日は14時までには鎌倉まで行かなければならなかったので、これを断念して鎌倉へ行くことにした。その3日後も同様に税務署へ行ったが、今度は相談が15時からになると言われたので、そんなに時間がかかるのなら、もう面倒なので、「所得税等の確定申告の手引き」と「株式等の譲渡所得等の申告のしかた」の二つの手引きをよく読みながら、自分で申告書を作成することにした。
それからがちょっと大変で、まず源泉徴収票や保険の領収書等を全部整理し直してから、医療費や株式売買の一覧表を作成、手引きの記載例に従って申告書の下書きをしたうえで、今度は本物の申告書の各欄に金額を記入し、必要があれば、別の申告用紙に転記するなどした。それもみんな細かい数字なので、記入した数字が間違いないかどうかとか欄が違っていないかなど、一つ一つチェックする必要があった。結局、この作業は1日では終わらず、最終的な確認を含めて、申告書が出来上がったのはその3日後になってしまった。
こうして、3月8日、家の近くのバス停で朝9時半過ぎのバスに乗って平塚税務署に出向き、窓口で令和4年の確定申告書を提出したのである。
なお、この確定申告の話とミモザの花がどうつながるのかを怪訝に思う方がほとんどだと思うが、これは、「2 ミモザの花」の方で説明したい。