朝に多い脳梗塞、心筋梗塞
1月12日 御代川義則(健康改善センター主宰)
冬の寒い朝は起きるのが辛い人が多いですよね。筋肉も寒さから緊張し血行も悪くなり色々な不調を来たします。朝はある理由から冬以外にも起こりやすい症状が有ります。その症状は重大な病気になる可能性がありますので見逃さないようにしてください。簡単な予防法も書きました。継続は力なりです。毎日やってみてください。
●ブラックタイムを見逃すな!
朝は1日のうちで様々な病気や症状が起きやすい危険な時間帯「ブラックタイム」と言われています。特に寒い冬に。
★知っておきたい朝の異変
(1)手の強張りは関節リュウマチの可能性
主な原因: 眠っている間に体内時計によって免疫細胞(カイトサイン)が多く作られ自身の細胞や組織を誤って攻撃してしまい朝起きたときに強張りに気づくのです。毎年15,000人発症(2022年)、30?50代女性が多い。
(2)モーニングアタック
朝はくしゃみ 鼻水 目の痒みなどのアレルギー症状がひどくなる。花粉の量が一番多いのは11時?14時ですが症状は6時?7時にでるのです。何故か?
(アレルギー症状はアレルゲンによって細胞が刺激されヒスタミンなどの化学物質を放出することで起きる。) アレルゲンに対抗する免疫細胞の一種マスト細胞は体内時計によって制御されており日中は反応が鈍く夜になると活発になる。従って免疫細胞の活動が鈍い日中、特に朝にアレルギー症状が出るのです。
(3)血圧高めのサイン
朝の 頭の鈍痛 浮遊感 胸の圧迫感などは血圧が高い症状。上が135mmHg以上、下が85mm Hg以上の場合早朝血圧といい心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。
(4)朝に多い心筋梗塞、脳梗塞
5時〜8時 に多発。高血圧が原因。睡眠中は血圧がドロドロになりやすいので朝の血圧が高いと血液が一気に流れることで血管が破れたり詰まったする原因になります。
☆血圧上昇を招く朝の行動に注意
イ、起床後の激しい動き、トイレのいきみは血圧上昇になる原因。
ロ、悪い姿勢は肺、横隔膜が圧迫され呼吸が浅くなり脳が酸素不足になって交感神経が優位になって血圧上昇。
ハ、身体を冷やす。(髪を濡らす、素足)
二、睡眠時無呼吸症候群の人は睡眠中の血圧が高い。
(対策) 朝は血圧だけでなく、腰の悪い人も腰痛が強くなる。これも寝ている体制が筋肉を強張らせ血行が悪くなった為です。そこで簡単な予防運動を教えます。
実際に見ないとわからないので集会の時に声を掛けて頂ければお教えします。