健康シリーズ「歌について」
11月10日 御代川義則(健康改善センター主宰、歌愛好者)
歌と季節: 歌っていると季節を感じる詩が有り特に雨が多いと思います。> 語彙の豊富さはその国の自然環境や文化を反映していると言われています。季節や降り方、見る者の感情によって呼び方が変わる日本の雨。
例: 昭和歌謡(1)「雨の中の二人」歌橋幸夫、詩宮川哲夫 (雨が小粒の真珠なら恋はピンクの薔薇の花)ー雨を小粒の真珠と見えるのはすごい感性ですね。
(2)「京都みれん」 歌大石まどか、詩幸耕平 (橋のたもとで来ぬ人待てば京の霧雨こぬか雨) 。こぬか雨ってどんな雨?漢字で小糠雨。玄米を精米するとき表皮が細かく砕けてできる粉。その粉が飛び散る様子。[来ぬひとを待っている時に降っている雨と訳したのは私です。]雨には400種以上の名前があるそうです。雨が付く歌(アカシアの雨、雨だれ、雨の越後路、ローマの雨、雨の御堂筋、長崎は今日も雨だった、氷雨、雨の慕情 など一部を紹介)
歌と時代: 歌は世につれ、世は歌につれ。歌わなくても音楽を聴いているだけでも懐かしい思い出が浮かんで来ます。入学や卒業式、遠足、家族旅行、等 我ら昭和世代。コッペパンに脱脂粉乳の牛乳、日の出号(修学旅行列車)、日本列島改造。貴方はどの昭和を思いますか?
例: 昭和歌謡(1)「遠き昭和の」詩杉本真人、歌小林旭 2010年リリース
(詩は 遠き昭和の明かりが恋いしい、)
となっています。遠き昭和とはいつ頃か?
・平成元年 昭和63年 1989(バブル期 1986?1991)
・昭和57年 71代中曽根
・昭和47年 64代田中角栄
東京オリンピック1964
・昭和32年 56代岸信介
東京タワー1958
・昭和元年1926 26代田中義一
スペースの関係で簡単にまとめました。私的には経済活動が活発になり庶民も活動的な東京タワー建造や東京オリンピックのあった頃昭和を実感します。ダイハツミゼット、ボンカレー、ちゃぶ台、白黒テレビ、などの固有名詞が浮かびます。人だかりの街頭テレビには力道山がいた。
歌と地名: 歌の中に博多、金沢とか
柳川、道頓堀など出てくる。中でも
分かりづらい地名が有ります。
(1)「雨の越後路」
スキーヤーが行く越後湯沢が良く知られていますがその越後とは「越国こしのくに」を3分した日本古代の呼称なのです。越中国(富山県)、越前国(福井県)、越後国'新潟県)。越後路は越後国へ通じる街道(千国街道新潟県糸魚川から長野県松本塩尻)のこと。この街道は塩の道とも呼ばれ日本海の海産物と塩の運搬に使われた。
雑学に疲れたのでこの辺で歌いましょう!