ときめきの「イタリアン料理特別講座」によせて・・・・
初出席のレビュー 2022年7月9日 桑井 旭
「男子厨房に入らず」の由来は、中国の『孟子』にある、「君子、庖厨を遠ざくる也」から来ているという。自宅では「ボク 専ら食べる人」でワイフが不在の時には、即席ラーメンまたはレトルトものを特技とする私が、「まさかあなたがイタリアン料理教室」に?と驚くワイフであった。しかし、他の会員から、紳士淑女の和気藹々の「イタ飯教室」だからそんなに「喰わず嫌い」にならず出て見ろ、との勧めも有り。なら、「洗い場さん」(皿洗い)としてなら「恥はかくまい」と決心した。念の為、一人では心許無いので、ジムの盟友である奥村氏も同伴して、皿洗いが2名となった。
湘現会のHPにあった、平成23年から過去11年間の実績表をみて驚いた。受講者は多い時で 定員以上の20人、少ない時でも16人で、内訳も「男女約半々」とバランス良く出席しているではないか。長期間の延べ開催実績は湘現会の催事でも希少だろう。
当朝は、参議院期日前投票日という事で、車をやめて早めに到着したら小林講師ら関係者は、既に皆準備を開始していた。
改めて講師作成のレシピを出して見ると、3品を「作って、食して、後片付け」を正午までに終了するのは時間との闘いでもあり、果して可能なのか、メニューは2品で良いのでは?等と「ド素人的心配」が走った。
ところが、さすが小林講師は手慣れたものである。
ご自身の失敗談をもユーモアを交えながら、アサリやホタルイカなどは永年開催している自宅邸の料理教室で「下ごしらえ」をした食材を配ってくれた。
また、4テーブル席を回っての手解きも、例えて云えば、将棋名人1人が多数人と同時に指す「多面打ち」の風情である。※10人が相手なら「10面指し」という
時間も刻々と・・・・
やがてイタリアン料理も完成、グリルや冷蔵庫から3品がお出まし、いよいよ試食タイムとなって来た。
紆余曲折を経て?堀河幹事と小林講師の了解を得たBGM「イタリアのクラシカルな名曲集 ? 」の出番である。※音量は程々に小さく&大きく
持参した「紹介曲パンフ」が狭い厨房食卓上で邪魔にならぬ様に2つ折りにして1枚ずつ配布した。記念すべき31回目のサプライズと成るかどうか、年甲斐もなく自分自身が先にときめいていたのであった。プリーズミュージック!「やっぱ、イタリア音楽を聴きながら食べると、作った料理が更に美味しいわね」の声あり。また、5曲目のカンツオーネを聴いた会員、「そうか、今日はイタリア料理を作っていたのだね!!」と笑わせる豪の者もおりました。(笑)
ところで、イタリア料理には、イタリアワインの王様「バローロ」がある。
ネッビオーロ種100%で造られる3、しっかりした骨格で男性的な印象のワイン。願わくば、長期熟成のイタリアを代表する高級ワインも一緒に飲みたかったが、飲酒禁止の教室ではせめてBGMで酔って頂く、サプライズでありました。
出席者の皆さんが、堀河幹事の早期回復を祈念しながら催行動画のリアル送信などを拝見して 長年幹事の人徳が偲ばれました。
「小林先生」「堀河幹事」「受講者の皆さん」「関係者の皆さん」本当にご苦労様でした。
・・・・・・本日のメニュー3品・・・・・・