久しぶり グミの実を食べる 7月7日 木暮郁雄
家の近くにある、JRの工場跡地入口にグミの木が1本あります。
図書館や深沢商店街などへ行く時、手を伸ばして取って食べて
いました。もう、手の届くところにはありません。
もう書いても良いでしょう、殆どなくなってますから。
グミには古い思い出があります。昭和19年の春に、二人の兄と
母方のオババの家に疎開しました。玄界灘に浮かぶ壱岐の島へです。
二人の兄は小学校へ通っていましたが、私はまだで、一人であちこち
遊びまわっていました。既にいくつか、この時の思い出は書いています。
オババは豆腐を作っていて、煮汁の人った大きな麻袋に丸太を通して、
お尻をのせて絞っていました。
そんな田舎生活の中で、すぐ上の兄が、都会生活では珍しかった
からでしょう、グミを一杯食べたのです。
オババから、「グミ一升ひん飲んで、ひん出した」と笑われていました。
その懐かしいグミです。
また、来年まで楽しみに待っています