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鎌倉の水系(2) 6月30日 青野正宏
 木暮さんが「鎌倉には8つの水系がある」との記事を出されましたが、資料によれば支流を除いても、もうすこしあるようです。
 相模湾に直接注ぎ込む川として、美奈能瀬川と辷川があります。ただし、ほとんど暗渠で実態がないから、省いても当然かもしれません。直接海に注ぎ込む以外の川は柏尾川およびその支流なので、柏尾川に代表させてもよいでしょう。しかし、厳密にいえば横浜市と鎌倉市の境を流れる滝の川は境川に直接流入しているので柏尾川と別にして良いでしょう。関谷地区を流れる関谷川と岩瀬地区を流れる土腐川は最終的には柏尾川に合流するのですが、横浜市に流れ出ているので、鎌倉の川として柏尾川と別扱いにすることも考えられます。

〇 美奈能瀬川 資料によると、「笹目の谷戸付近を源流に長楽寺谷、鎌倉文学館の側を通り、坂の下海岸に流入する延長330mの小川」とあるが、暗渠にしてもそんな流れには見えない。確認できるのはせいぜい、県道あたりから。稲瀬川のすぐそばで海岸に流入する。
〇 辷川 聖福寺谷と七里ガ浜ゴルフ場との間に小さな山塊が残されている。そのなかに姥ヶ谷と呼ばれる小さい谷戸があり、その谷戸を流れる川
〇 土腐川 鎌倉女子大グラウンド付近から笠間交差点 いたち川を経て柏尾川に合流する川
〇 関谷川 清泉女学院裏の谷から関谷インターチェンジ下、関谷小学校、養護学校横を通り、横浜市に抜けて大面川、柏尾川へと合流する川
〇 滝ノ川 横浜市戸塚区小雀町付近あたりを源に横浜市と鎌倉市の境付近を流れ、藤沢市に流れ出て、境川に合流する川