辻堂海浜公園の竜舌蘭 8月5日 信田武司
辻堂海浜公園の竜舌蘭(リュウゼツラン)が咲きました。(もう枯れ始めています)
「竜舌蘭」は100年に一度咲くと言われている植物で、英名は「センチュリー・プラント」
実際には日本では、30~50年で開花します。
正式には「アオノリュウゼツラン」と呼ばれます。
「竜舌蘭」とは、葉に竜の舌のようなトゲのある多肉質であることから付いた花名で、
時期が来ると株の中から太い花茎を急激に伸ばして開花し、花が枯れると先端から
枯れてその一生を終えます。
メキシコを中心とした熱帯地域に自生し、樹液はテキーラなどのアルコールの材料となります。
辻堂海浜公園では、50年以上前に北口のロータリーに13株植えられ、2009年には数株開花し、
2010年は5株、2011年は3株が咲きました。
2021年は2株開花しましたので、50年以上前に植えられた株はほぼ開花した模様。
おそらくこの公園ではもう生きている間には見ることはないでしょう。
やっと咲いたのに、地味で華やかさなど全くない花を我が人生と重ね、
しみじみと鑑賞した次第です。以上