Stay Home8:日本固有の仁義礼智信からマナーへの転換は成功したか?
21年4月30日 御法川齊
再び團伊玖磨に戻り、「暮れてもパイプのけむり」“拍手”によると演奏や講演が終わった時に、日本では必ず賛同の拍手、司会者が“もう一度盛大な拍手をお願いします”、などと余計な強要?をする事も多く、それが《礼義》となっている。ヨーロッパでは日本人と比べ、感動から怒りまで積極的に表現される。
所で、日本は固有の《礼義》から欧米流の《マナー》に転換されて来た。しかし心は如何か?
マナーと言えばコロナ禍で鎌倉市も終に蔓延防止措置指定都市になったが、山でもマナーが徹底せずマスク無しとか〜〜4月中の天園ハイキングコースは例年よりハイカー、観光客が大幅に増え、特に休日は東京方面から大勢が押し掛けている。危険を感じ休日ハイクは避けざるを得ない有様。
4/29のNHK放映でも「低山リスク」を取り上げ、大山登山で遭難騒ぎが多発、原因は観光ついで、ハイキングの延長線で普通なら下山時間である午後からの登山で暗闇下山も。天園でも道に迷った情報もあるし、トレイルランナーは歩行者の脇を走り抜ける。また散在ガ池森林公園の出口付近には注意書きがあるにも拘わらずポリ袋に大量のゴミが不法投棄され、回収に追われる。所謂、鎌倉市のマナー条例も、仁と言わずも義、礼から離れた位置に埋没か?と残念な状況である。
(注記:「暮れてもパイプのけむり」から團伊玖磨の人となりの一端を抜粋)
*体調:気管支が弱く風邪→気管支炎→肺炎を常に恐れていた。 帰宅時に必ず消毒剤イソジンでうがい!
*ワープロで寝る前に日記を付ける1〜2行
*性格:何でも興味を持ち徹底的に細部を追求する性質だったらしいが、植物、きのこに強い。
例えば「むさしあぶみ」は関西の海沿いのみ、東京に無かったが3株を知人から貰った。2階堂借り家住い時代と言うから、現在、2階堂ハイク道沿いに多数あるのは、その末裔かも!
*「帰還」八丈島の仕事場について:山田耕筰先生の紹介で八丈島に来て、1963年にモルタル塗りの粗末な仕事場を作り、12年後に八丈島観測史上最大の台風で半壊、友人の好意もあり応急修理で8年間持ったが白蟻で崩壊。1992年に建築家となった息子が再建した。⇒今は草深い中に埋没したらしい。