令和版 新語辞典(4) 2021年4月1日 小高俊明
1. 重く受け止めて、深く反省する (重く、深くを数字で現せ)
国会の質疑をTVで観ていると、疑惑がばれてしまったエラソーな大臣や議員たちが、恥じらいもなく視聴者の
前で頭をペコペコ下げながら「重く受け止め、深く反省しております。誠に申し訳ございませんでした」と言い続
けている。お詫びの大安売りで「誰に対して、何を、どれぐらい反省してお詫びしているのか」さっぱりわからな
いし、国民には全然通じていない。
そこでこの点をはっきりさせるために「重く受け止めて」は何キログラム、何トン重く?の様に、また「深く」に対
しては何センチ?それとも何キロメートル深く?の如く、数字でその重さと深さを国民が分かり易いように示すこ
とを提案したい。
その「重さ」と「深さ」を累計した数字を選挙民の投票の際の大切な判断材料にもすればよい。
2. 襟を正す(襟そのものは正さなくても良い)
再々に亘る「ウソ発言」「倫理規定違反」に対する決まり文句は「襟を正す」だ。
確かに閣僚、官僚のワイシャツや背広の襟は高級感もあって常にこれ以上正すスキが
無いほどビシッと決まっているので、改めて襟を正す必要はないと思っている。
その上で私は言いたい。
「襟に包まれている首やその上のオツムを消毒、クリーニングしてビシッとしろ」。
それができなければ「襟はそのままにしておいて、首を挿げ替えろ」と言いたい。
TVの前でペコペコ頭を下げるみじめな、不格好な頭は見たくない」。
3. 上級国民の接待漬け(秋田産燻製漬物のこと)
高級店で豪華飲食がセットになっている漬物で、お土産とお車代付きのうえ、健康でも
入院即応でどのような診断書の発行も可。
上級国民専用の商品で、三密より隠密が何より大事。
不覚にも接待漬けがバレても、相手との記憶、記録、領収証などは有っても無いのでOK。
燻製なので「煙が洩れて火種が見つかることもある」が、その時はヒトゴトの様に慌てずに襟を正し、重く受け止
めて、心からお詫びをするフリをして75日間過ごすのがコツ。
一度味わったら忘れられない人気商品ではないでしょうか。
ダレカさんの話:「困窮者最後の砦とも言える生活保護費っていくらぐらい貰えるの?」と聞いたら、受給条件・地
域、生活状態など計算が複雑だがザっと「高齢者単身世帯で7万円/月、高齢者二人世帯で10〜11万円/月
ぐらいかな?」とのことだった。
上級国民は安定した高給の上、一晩で7万円/人のご接待などが度々と聞いては、この私にも「巨悪を討たズン
バ」との正義感と怒りがこみ上げて来る。 すっくと立ち上がろうとしたが、悲しいかなこの老体はヨロヨロと腰砕け!
ダレカ代わりに頼む!
以上