「蚊帳」と「網戸」と「換気」に関する雑感 6月10日 堀河勲
木暮さんの「蚊帳に纏わるお便り」が、すごく新鮮で、懐かしく拝見し、今年の初めから「新型コロナウイルス」の影響を受け、姉の一周忌もキャンセルで、帰省もままならず、「お盆時期も間もない今日この頃」になり、田舎のことが蘇って参りました。
田舎は、兄が25代目の住職で、今の「流行り言葉の換気」とは、全く無縁で、小高い処に在るものだから、墓参での帰省時にひとりで帰った時などは、特に、20数畳の部屋で、「蚊帳を吊って寝る」と、生まれ育ったことなどが、次から次へと、思い浮び、全くの静寂の中で、実に気持ちよく眠ることができました。
木暮さんの「子供心に嬉しかった記憶がある」とは、素晴らしい思い出なのでしょうね。・・・・・・全く同感です。
普段の生活で何気なく使用している「網戸」の起源に興味も湧き、インターネットで調べると、「蚊帳」とは納得ですが、蚊帳は奈良時代ごろに中国から伝来したと言われて、どの時代にも、蚊などの害虫から身を守るために工夫されていたようです。
さらには、戦国時代までは、蚊帳は上流階級向けの高級品だったようで、一般家庭に普及し始めたのは江戸時代後半の由です。
そして、進化を続け「今の網戸」に繋がっているとのことらしいですが、私自身、築後33年で、寝室の「空調設備」は今でも皆無で、「網戸に依存」し、窓を開け放し、暑さに耐えられない際は、20数年来、使っている「扇風機」に頼っております。
「今年の夏もおそらく換気、換気だと大騒ぎ」でしょうが、遠く戦国時代に思いを馳せつつ、「気持ちだけでも上流階級を夢見て!」「蚊帳ならぬ網戸の有難さで満足!を、しっかりと享受したいものです。
木暮さん、投稿をみて、思わぬ元気を頂戴し、ありがとうございました。