私的鎌倉案内 踏切編その2

材木座踏切 5.455Km 大町2245

 大町三丁目方面の山王ヶ谷・西ヶ谷方面からの道が県道311号線を越えて横須賀線と交差するところにある踏切である。この道は水道路の直前で左右に分かれ、水道路に合流している。横須賀線路が道路に対して高まなっており、四輪車が通れなよう踏切への道の真ん中にポールがたっている。地図をざっと見ただけでは、その存在を見逃しそうになった。材木座の名がついているが、銘板には大町のアドレスが記載されている。まあ、このあたりの横須賀線が材木座と大町の境界となっているので、どちらでも良いか。

材木座踏切 材木座踏切標識


三浦道踏切 5.266Km 大町972

 鎌倉旧市街の中心となる縦軸はもちろん若宮大路であるが、第二の縦軸を定めるとしたら、小町大路から夷堂橋を渡り、大町四ツ角、三浦堂踏切、水道路交差点、九品寺前交差点を経て海岸に至る道であろうか。「三浦道」と言う名の踏切があるということは、鎌倉中心部から三浦方面に向かう中心の道と位置付けていることになろうか。確かに逗子に向かうバス路線として、ひとつは県道311号線を通って逗子市中心部に向かう路線、もうひとつは、大町四ツ角から三浦道踏切を越えて海岸近くまで進み、光明寺近くを通って小坪に向かう路線である。逗子までなら兎も角、三浦半島奥まで行くなら、海岸近くの方が良い。海岸線を走っている国道はあるが、これは別物とすると、三浦道は三浦道踏切を通る道がふさわしいということになろうか。


三浦道踏切 三浦道標識

市場踏切 5.022Km 大町名越坂970

 県道311号線において大町四ツ角と次に挙げる大町踏切の中間地点あたりから発して、上河原、材木座5丁目交差点を経由して海岸に至る道における踏切である。鎌倉駅より逗子方面の鎌倉市内の踏切は、すべて大字大町(大町町域)にあるが、この踏切だけ小字名が記載されている。番地の数値が970で、三浦道踏切の番地が972であることから考えると、小字名がなくてもよさそうであるが、この踏切だけなぜ小字名があるのかわからない。さらに名越とはかなり離れているので本当に字名越坂なのか疑問に思ってしまう。さらに市場の名の由来がわからない。市場という名称は北鎌倉の小八幡神社近くにもあり、その地区の町内会の名称にもなっているが、ここもそういう地名なのであろうか。虚実取り混ぜてなんでも教えしてくれるWeb検索をしても不明であった。平凡な踏切であるがわからないことが多い踏切である。

市場踏切 市場踏切銘版

大町踏切 4.390Km 大町1038

 県道311号線にかかる踏切である。県道311号線は鎌倉市街を横断する主要道路であるが、藤沢方面と逗子方面とを結ぶ道としては海岸沿いの国道134号線が主要道路だから、極端に交通のネックとはならないと思っているが、どうだろうか
 横須賀線は県道311号線と大町踏切で交差した後、若宮大路とは八幡ガードで高架橋として交差している。

大町踏切 大町踏切標識

八幡ガード アドレス・距離情報なし

 若宮大路に架かっている橋である。八幡ガードという標識はあるが、それとは別に空頭標(どうも高さ制限の標識らしい)という標識があり、それには、八幡架道橋と書かれていた。こちらが正式名称か


八幡ガード
八幡ガード標識 八幡架道橋空頭標

鎌倉駅

 鎌倉駅ホームの大船寄りの端は小町踏切に接している。つまり地面と線路の高度差はない。一方逗子寄りの端は地面に対して高くなっている。ホームの高度差はほとんどないはずだから、地面が南に下がっていることになる。鎌倉駅構内地下通路付近では十分な高さを得られないから半地下構造となっている。

鎌倉駅東口 鎌倉駅西口

鎌倉駅構外連絡通路

 鎌倉駅構外大船側に地下連絡通路がある。歩道の上だがホームの下になるので跨道橋扱いとはならない。標識は特にない。



鎌倉南部の踏切位置