山崎の谷戸
山崎地区は、主な領域は山崎川と倉久保川の流域で、東は台峰から水道山(戸ヶ崎)に延びる尾
根、西は中央公園西側の尾根から富士塚・天神山に至る尾根で囲まれた地域である。北部は
昭和20年代から住宅地/農地であり、山崎川と倉久保川の流域の境目もはっきりしないほどで
ある。南部は鎌倉中央公園、台峰緑地として自然が残されており、池ノ谷戸、東谷戸、倉久
保川源流の谷戸、星岡窯跡の谷戸などの谷戸も多く残っている。また、元々住宅地であっ
たが、昌清院のある谷戸なども残っている。
昭和22年米軍撮影航空写真
国土地理院国土画像情報(カラー空中写真)昭和63年版
@ 池ノ谷戸(いけのやと) 灌漑用であった池のある谷戸である。鎌倉中央
公園の池として谷戸全体が公園らしく整備されている。
A 東谷(ひがしやつ) 鎌倉中央公園内の谷戸である。公園内に水田が作ら
れ、鎌倉郊外の里山の原風景を偲ばせる貴重な風景となっている。
B 倉久保谷戸(くらくぼやと) 谷全体が水田であったが、保全のため、自
然のままの状態に置かれており、水田は湿地帯と化している。
C 星岡窯がある谷戸  北大路廬山人の星岡窯がある谷戸で倉久保谷戸の
枝谷戸となっている。谷戸の奥に山崎小学校の農園がある。