鎌倉の谷戸を記録する。
  −岩瀬・今泉・山崎・手広・梶原地区

鎌倉は三方山に囲まれ南は海に開け、温暖な気候に恵まれています。その鎌倉の地形の           ...  
特徴のひとつはいくつもの谷戸が山の中深く切れ込んでいることです。中世には、谷戸
には寺や神社、防御の役目も果たした武家の邸宅等が存在しました。そして現在は静か
な谷間に多くの住宅が建ち、鎌倉らしい生活の場になっています。

今回は鎌倉の丘陵部の外側に位置する岩瀬地区、今泉地区、山崎地区、手広地区、梶原
地区の谷戸を展示します。
昭和29年鎌倉市発行地形図(3000分1)や航空写真(昭和63年)に記録された谷戸の
様子と現在を比べながら、写真や聞き取りにより記録しました。

なお調査活動を担当したのはCPCの会です。この会は平成6年(1994年)より活動を
続けている図書館ボランティアグループ(C=Community P=Photo
C=Contribution)です。これまで『鎌倉の今昔−写真に見る史跡碑とその周辺』(平成10年)、
『鎌倉の忠魂碑・戦没者慰霊碑と記念碑』(平成14年)、『鎌倉 太平洋戦争の痕跡』
(平成16年)、『鎌倉 谷戸の記録(旧鎌倉地域)』(平成20年)などをまとめてきま
した。

CPCの会メンバー(2015年)
青野正宏 今井光 内田まゆみ 岡部美千代 岡本眞知 出口仁美 原山正征 山本光男
油谷次郎(敬称略)

また調査にあたって多くの方々に御案内をいただき、ご協力をいただきました。謹んで
御礼申し上げます。
石井道喜様(梶原) 石井和弘様(手広)

鎌倉市中央図書館近代史資料担当
連絡先:鎌倉市中央図書館 TEL25-2611