鎌倉橋巡り解説(5)  1月31日  青野正宏

10 戎堂橋(鎌倉十橋のひとつ)
 魚町橋から大町四つ角を経てさらに小町大路を北上、250mほどいったところにあるのが、滑川にかかる戎堂橋である。近くの本覚寺の戎堂があるので、この名がある。主要道路である小町大路が滑川にかかる橋であるので鎌倉十橋の中でも最も十橋らしい橋である。

11 琴弾橋
戎堂橋を渡らず東に折れて東に100mばかり進み、見様翻字総門から北に200mほど進み 左におれて滑川にかかる橋が琴弾(ことびき)橋である。朱塗りの欄干の橋で名前とともにエレガントな感じがする橋である。名前の由来は橋正面の丘に琴弾の松があったとの伝承からきている。

12 東勝寺橋
琴弾橋を渡って小町大路に戻り、400m弱進むと右手に曲がる道がある。ここで少し寄り道となってしまうが、この道を進むと東勝寺橋に至る。この橋はアーチ型の構造と周辺の渓谷の風景から鎌倉でもっとも絵になる橋と思われる。東勝寺橋の名前の由来は橋の先にある鎌倉幕府滅亡の地となった東勝寺跡から


滑川
鎌倉市内中心部を流れる鎌倉の代表的川。説明不要
滑川)


琴弾橋

東勝橋

東勝寺から下流