鎌倉橋巡り解説(1) 1月27日 青野正宏
1月23日に歩こう会として渡った橋の補足説明です。
1 裁許橋(鎌倉十橋のひとつ)
鎌倉駅西口から市役所方面に向かい、今小路との交差点から、今小路を南下し、200mほど行ったところにある。佐助川にかかる橋である。鎌倉時代の裁判所である問注所が近くにあり、裁判で無罪となったものがこの橋を渡ったのでこの名がある。橋の欄干の長さが上流側より下流側が短い。
2 下馬橋
若宮大路と由比ガ浜通りの交差するところが下馬四つ角で、鎌倉の最も主要な交差点のひとつである。ここから鶴岡八幡までは、馬を降りていかなくてはならないので下馬の名がある。川などまったくないように見えるが、由比ガ浜大通り長谷方面側に橋の欄干があり、「げばはし」の名が記されている。暗渠となっているが、佐助川が流れている。
3 琵琶橋(鎌倉十橋のひとつ)
下馬四つ角より若宮大路を50mほど海側に進んだところにある若宮大路にかかる橋である。橋としての形があるのは東側の歩道のみであるが、歩道の両側に欄干が残されている。川は佐助川で上流側は暗渠、下流側は開渠であるが、20mほどで滑川に合流している。名前の由来はこのあたりの若宮大路が琵琶小路と呼ばれていたからとある。ただし、今の琵琶小路はこうすこし南の第一小学校北側の道を指しているようであるが、このあたりの関係はわからない
A 佐助川
佐助稲荷あたりを源流とし、佐助の谷戸に沿って下り、御成中学校前あたりで方向を変え、図書館と鎌倉市福祉センターの下を流れて裁許橋・下馬橋・琵琶橋を下を流れ、滑川に合流する川である。
佐助川解説
裁許橋欄干(下流側)
下馬橋欄干
琵琶橋