今が青春18切符くらぶの旅

   
ゆったり芝峠温泉「雲海」と絶景「六日町棚田群」見学 報告
   R5年8月27日(日)〜28日(月)
       峰岸 健二


 この暑さの中とは思いましたがたまたま高崎の親戚に滞在する予定に絡めることができ参加しました。参加人数は男性3名女性1名とさすがにこじんまりとした一行となりました。大船発9:26特別快速高崎行きに乗車された3名の方と高崎から先行した私は六日町で合流し14:50発北越急行ほくほく線でまつだい駅に着くとホテル「雲海」迎えの車で15時:30ホテルに到着しました。
 ホテルに入ると広いロビーがベージュ色の味わいのある空間となっており清潔感もありそして落ち着いた雰囲気を感じさせてくれます。早速部屋に入り荷物を置くとすぐにお風呂に直行、高台の露天風呂から見下ろす山々の緑が美しくその空気が軽く優しく感じられます。明朝はこの眼下に雲海が広がるのを想像し胸躍りました。夜は新潟の旬な食材を使ったお料理とおいしい生ビールをたっぷり堪能し酔いの勢いでいつの間にか眠りにつきました。
 翌朝は5時に目覚ましで飛び起き露天風呂に直行、何と一番乗りで誰もいない、まだ薄暗くあたりはボヤーとしてるが次第に明るくなり目の前に広がる雲海に感動、その頃には続々と10名くらいの人が集まり、まるで雲海に浮かんでいるような気分に酔い痴れる、絶景露天風呂「雲海の湯」そこから眺める山々の雄大な景色、前方左から谷川岳、万太郎岳、そして苗場山が見事に雄大な風情を見せつけ、眼下に広がる雲海、美しい日本の原風景を、心ゆくまで楽しむことが出来ました。
 その後朝食を早目にとり10時にワゴン車で棚田見学に出発、運転手兼ガイド役の丁寧で奥深い説明を聞きながら初めて見る美しい棚田郡に心を奪われました。東頸城地域の棚田は、雨水や雪解け水を田んぼにためて利用する「天水田」が人々の手によって守られています。素朴でどこか懐かしい風景、美しい自然と景観が受け継がれていることから「にほんの里100選」にも選ばれています。山あいの傾斜地に階段状に広がる棚田は、米作りはもちろん、洪水を防ぎ小さなダムとして山を支え、生き物達の住みかとなってきました。大小様々な水田約200枚がまるで魚の鱗のように斜面に広がり、 四季折々・朝昼晩と様々な顔を見せてくれる星峠の棚田は、十日町市に点在する棚田の中でも最も人気がある棚田スポットとなっています。 雲海が発生し、水鏡が輝くベストシーズンには、その美しい風景を眺めようと全国各地から多くのカメラマンや観光客がこの地を訪れるというこ
とで2022年には農水省「つなぐ棚田遺産」に認定されています。出発時は晴天なのに途中、山間部で急な雷雨に見舞われ終わる頃にはまた晴天という自然の姿を見せつけられ味わいのあるものとなりました。
 その後まつだい発12:08で越後湯沢駅へと向かいました。越後湯沢駅構内に誕生した、湯沢の名産品が集まる小路CoCoLo湯沢・がんぎどおり、お土産屋さんもいっぱい ! なんかもうデパ地下?ような雰囲気です。その駅ナカには日本酒利き酒施設や様々なお土産屋さん、美味しいお食事処、温泉施設まであり正に大人のエンターテイメント施設と言っていいほど充実しています。そんな中少し遅いお昼はやはりこの暑さですからお蕎麦をと新潟の人であれば知らない人はいないのではといわれる超有名へぎそば店「小嶋屋」へ大正11年(1922年)創業の老舗で、皇室の方々も味わったことがあり、地元の方はもちろん、県外の観光客にも人気を集め提供する''「へぎそば」''は、地元産玄そばを石臼で丹念に挽いて仕上げた一品、お蕎麦はコシが強く、喉越しが良く、モチモチとした弾力のある食感で海老や季節の野菜を盛り合わせた''天ぷら」と一緒に味わってみましたがとても美味しいお蕎麦で存分に堪能することができました。
 そしてこの超猛暑のなか、つかの間の楽しい旅も越後湯沢発15:08、水上発15:53、高崎発16:59で一路我が家へと帰途につきました。