靴の効用〜足元から正す!〜   1月3日 御法川齊
 年末には大掃除〜最も大きな掃除は空き家問題であろう。政府も終に現実解の対策に手を付け始め、TVでもヤット、ゴミ屋敷問題から本筋の空き家問題を取り上げ松本明子の体験談〜長嶋一茂が旨く応対していた。
小生の場合は幸い、母親の介護施設入所に合せて、兄弟で相談し即決し実家を売却結果、今振り返ると旨く処置出来たと胸を撫で下ろしている。でも今や、自分の事になると如何に残すか?の処理課題がある。大掃除で愛着が有るものと言えば衣類〜利用機会が殆ど無くなった背広、革靴。
退役して10年を過ぎ身の回りの衣類の変化に改めて驚く。先ずは足元から正す!と思い振り返ってみた。
12月18日付日経・STYLEの記事「革靴の王国」によると、今や王国は英国から日本に代わった、欧州の世界的コンクールで1〜3位を独占、しかもTopは鎌倉市の工房オルマ(イタリア語で“足跡)島本亘さんと言うから驚き。
一方で、靴と言えば50年前に社用で英国訪問時に折角だから一生の記念に!と奨められて革靴を購入した。流石に英国紳士の国、ホテルの推奨でチョイと入った紳士靴屋Church’s(英国靴の聖地NorthHamptonが発祥地)で購入したものは専ら冠婚葬祭等に履いたが今でもピンとしているから感激!長さ、幅、甲高、等を綿密に左右別々に測定する準誂え式で多種の在庫が並ぶ別々の棚から持ってくるのに驚く(写真:因みに1.5万円位だったかな、型崩れ防止の割型付き〜現在は9万円?)
因みに偶々年末整理で見つけた2005年5月5日(Three5で縁起が良い))発行サライの開高健 特集記事によるとカジュアル姿に合せたくるぶし迄ある平和堂製の特注チャッカ―ブーツ愛用者だった由。
序でに雨傘も雨が多い英国で発展した紳士必携用具として有名だが、小生もJames&Sons直営店で購入した。これも流石に取っ手は木製、布はチェック模様柄で渋く、重さが0.7Kgある。(写真:普通の傘は0.4〜0.55kg)
やはり世の中には守るべきものと変えるべきものがある好例で伝統の商品も残して欲しいものです。

   

英国伝統の革靴は45年前に購入し健在   同様に紳士用の雨傘兼ステッキ