健康シリーズ「ユーモア(Humour)」
    10月31日 御代川義則(健康改善センター主宰)


 前回の「微笑」では個人の笑いについてでしたが今回は相手第三者を笑わせることにつてまとめました。相手を笑わせることは難しい。でもその反面、出来れば大きな歓びになります。[ユーモア]とは: 会話、文章において相手を笑わせることを意図する言動。イギリス中心に美術や文学における古典主義への抵抗の現れとして発達。定義: h umourはエスプリと比べると漠然としていて確固たる定義はない。またウィットとの境界線も明確ではない。
 (エスプリesprit(仏):機敏に働く才知)
 (ウィットwit(英):気の利いた会話、文章などを生み出す才知)
 概念: ユーモアは自己満足的である場合もある。ユーモアを理解し、創造するには言葉の教養が必要とされる。また異なる国の言葉のユーモアは理解しにくく、翻訳が困難である。相手の立場を思いやり、自分と相手を対等の階段に置いて接する人にしかユーモアのセンスは持っていないと言われる。相手を見下してはできない。
分類: ユーモアには小噺、ジョーク、駄洒落、言葉遊び、法螺、風刺、ギャグ等に分類できる。
歴史: ユーモアの語源は液体を意味するフモール。ヒポクラティス(紀元前400年)が人間の健康は4つの体液から構成されていると言った。
四体液説(humoralism血液、粘液、横胆汁、黒胆汁): 四体液を基本体液とし、精神の如何によって四体液の調和が崩れ身体の不調を来す。

笑わせる為の実践方法
1. 謎掛け: なぞなぞの一種で言葉遊び
Aと掛けてBと解く,その心はC。
  (CはAとBの共通点。)
「ミニスカートと掛けて結婚式のスピーチと解く。その心はどちらも短いほど喜ばれる。」
2. 駄洒落: 言葉遊びの一種。オヤジギャグなど。洒落は知識と教養を示す気の利いたものであったがこれに価値を認めない人達が「駄」の文字を冠せた。
3. Black Joke : タブーについての風刺的な描写やネガティブな内容を含んだユーモア。
[日本人と外国人のユーモアの違い]
外国映画を見ていると気の利いたユーモアのある言葉に出会います。またインタビューでも一般市民が軽快な口調でユーモアを垣間見せます。
 日本人はユーモアを使っていいインタビューでも真面目な返答に終始しているように思います。チャーリーチャップリンはレベルの高いユーモアを持ちつつ無声で笑いを取った。その存在自体がユーモアで偉大です。最近のお笑い芸人は笑いを取るのに気の利いた言葉より頭を叩いている。何か生活習慣の違いなのか悲しく残念です。「ユーモアのセンスを磨くには、ユーモアに没頭すること。誰かのジョークを使って真似ること。」、、だそうなのでどなたかを真似てみます。
 さんまの番組でご長寿クイズのコーナーがあって、「月曜日を英語で何と言いますか?」に「ゲツヨービ」でした。