読書感想 8月10日 木暮郁雄

 堀文子さんの『99歳 ひとりを生きる。ケタ外れの好奇心で』
(三笠書房)を読みました。ただただ、恐れ入谷の鬼子母神でした。
                   
・新しい感性で作品を作るには、いつも「現在(いま)」を興奮して
 いなければならない。現在を信じて一心不乱に生きるしかない。
・年令マイナス40歳が今の自分。
・本を読みふける。失った時を埋めようと飲んだように本を読む毎日。
・白神山地を訪れた時、ガイドの人に尋ねたら、「水気を含むブナは材と
 しての価値はない。それで金にならない。ブナ林は救われたのだと。」
・美や真理は無駄の中にあり、私に自信を与えてくれた。
・かねてから私は、人生の折り返し地点は、50歳と決めていた。
・関東大震災の体験から、自分自身で自分を切り開くしかない外ないと
 知った。…

 2017年に神奈川県立近代美術館葉山で、「白寿記念 堀文子展」を
開催していますが、見に行ってます