宮田英夫さんを偲ぶ 8月2日  青野正宏
 私が湘現会に入会したときは、宮田さんが顧問に退かれた時期にあたり、例会や歩こう会などでご一緒する程度で、湘現会の中心的役割を果たされていたときの活動は存じ上げていませんが25周年記念誌を編集するとき、大変お世話になりました。
 宮田さんは記録の重要性を認識しておられ、入会時からの会報やその他の資料をキチンと保管されており、その資料を提供いただくことにより、湘現会初期の様子もわかり、記念誌をまとめ上げることができました。あらためて感謝いたします。
 提供いただいた資料を見ると平成7年12月からの会報の資料であり、設立直後から宮田さんは会員であったことがわかります。湘現会で中心的役割を果たされると同時に、平成11年には自ら藤沢に毎月のセミナー開催を中心とした組織である善行雑学大学を立ち上げられており、亡くなられる少し前まで代表を務めておられました。その運営方針については堀河さんの追悼文に詳しく書かれています。
 宮田さんは、湘現会や善行雑学大学の活動のほか藤沢の歴史的建造物グリーハウス保存活動のリーダーもされておられ、多方面で社会貢献に寄与されました。渋沢栄一の座右の銘「「天意重夕陽 人間貴晩晴」(晩年の行いによってその人の価値は定まる)にふさわしい人物だったと感じております。