StayHome C:コロナの本質は何か?⇒【地球の自然摂理】自利から他利で生き残れるか?

       12月2日                  御法川齊


 2021年夏にはデルタ型が広がり10倍の感染力があり予断を許さない!と騒がれたが何とか克服した。 所が、最近オミクロン型で大騒ぎ。南アは未だワクチン接種率が23%と言う。他国からの支援も必要では?と言う間もなく、中国は他利が結局は自利になる、との読みでワクチンほかの支援に走る。
 一方、日本では接種体制、運用についての巧拙に関して問題になった。鎌倉市でも舞鶴市、相馬市の方式に倣い3回目の接種からヤット予約競争不要で日時、場所指定の所謂、選挙運営を参考に効率化すると市広報に出た。接種自体も逆転の発想で席固定し医師が巡回する効率的運用を図りスムーズに接種するのか?
 と、記している間に、本日11月30日に日本でもオミクロン株が初めて確認された、との報道あり!

 所で、命題を考えてみた!
 コロナ禍は地球上で細菌、コロナ等のウイルスから始まった生命体が(万物の霊長と称する)人の余りにも棒弱無人の振る舞いに、終に全ての生命体を代表して 人にNo!を突き付けたものではないか?
 即ち、人が地球危機(人口増と過大な経済活動⇒CO2の急激な増大→気候変動→高温化・熱波・火災・洪水等の災害)をヤット自覚し大騒ぎを始めたが、最も原始的な生命体であるウイルスは他の生命体に先んじて関知し耐熱性を獲得し、大分前から鳥、豚等にアタック。中国では過去にもその予兆が度々あり、盛んに研究していた。今回はその1部が漏れ出たもの?
 従って中国は直ぐにその本質、恐ろしさに気づいて、直ちに本質対策を採った。他の国は中国を責める、訝る事はあっても民主主義をはき違えて対応、対応を間違った。
 即ち対策はLockDownで感染源・人流封じ込め作戦、大病院を即時建設し徹底完全治療でコロナ絶滅作戦、一党独裁政権だから出来た!と言うのは大いなる誤診!日本も含め結局は政権党の一党独裁に等しいので政治家・リーダーシップの質の問題、ひいては国民の民主主義のはき違え、責任感の弱さの問題と思う。
 所謂、地球危機は全生命体に関わる危機であり、その一部である人コロナは人のみに関わる危機である。
 コロナウイルスは人から観れば(コロナ)禍、コロナウイルスから観れば(自己増強の機会)福であろう。
 丁度、日経8月12日に終に中国に次いで、インド各州が人口抑制策を打ち出した「子供2人以下に優遇検討」、と。理由は人口増ペースに雇用創出、電力や食料など必需品の供給が追い付かない可能性があるため、と言うもので自国の自爆防止を配慮の由だが、結局は人類の自爆防止策である。
 所で食料飢餓に喘ぐ人は欧米先進国でさえ9%、世界では11%と言われている。
 日経8月23日に依ればワシントン大学の予測では2064年をピークとして初めて人口減少に転じ、終に30万年の人類史で環境問題と資源枯渇により衰退期が遣って来た。限界はローマクラブでも1972年に人口増と環境汚染で100年以内に「成長の限界」を迎えると警告した。その前に小生の小学生時代1952年には既に科学誌で予測されていたのだが。
  序に、最近読んだ「コロナの暗号・人間はどこまで生存可能か?」村上和雄著に同感を得て、チョイ追記したい。現在の「人新世」は77億の人類が食料の3分の1を捨て地球を破壊する時代であることの自覚。
 日本人の特質〜慎みが世界をリードする事を期待。トマトは水耕栽培なら1本の木に1万個の実を生らせる事が出来るが、自然には土から栄養を採り慎み深く育ち数十個しか実が成らない。がんは心の持ちようで末期がんでも治る〜抑制遺伝子DNA(実際に働いているのは5%程度)をONにすること。実例で最初はがんでない部分の“見える眼にありがとう”と言い〜次第にがん細胞にまで”愛しているよ。今迄私の細胞でいてくれたんだから“と常に感謝すると治療が楽になったばかりか1.5ケ月後に”がん細胞がきれいになっている!“と医師から驚かれた。即ち人は変わるのが難しいと言われるが、人本来が持つ遺伝子を「Switch ONすれば一瞬で変われる!と。⇒小生も腰痛脚痛で苦労しているのは感謝の気持ちが無いから!と悟り、”痛くない手にありがとう”痛い脚には“未だ何とか歩けるよ、ありがとう”と感謝するように変心しようと決心。子ども、人類/企業、組織、社会も本来の姿にSwitchONすれば一瞬で変われる。
 人は自然の一部であり、自然(他の生物も含む)のお蔭で生かされている。即ち人は自然と助け合い、譲り合い、分かち合い、という三つの合言葉が本当の進化の原動力とする考え方が必要である。 一方、日本と日本人の不思議ですが、“日本人は日本をどう評価しているか⇒評価が低い。外国人はどう見て居るか?〜”世界に良い影響を与えている国は?“⇒日本は世界のTop3に常に入って来た。18歳の意識調査結果は”自分は責任がある社会の一員だと思うか?“”自分は社会を変えられると思うか?“”将来の夢を持っているか?“等で全て諸国の中で最下位で深刻。一方で”自分の国が将来どんな国になって欲しいか?“では”平和な国、幸福度が高い国、経済的に豊かな国〜と言う具合で他者を思い遣る、真面目な気質の遺伝子は次世代に受け継がれているが。課題は意識の低さの原因となっている教育の在り方と大人が生み出した負の遺産の迅速な解決である。
 世界のTop識者からは何でもMore&Moreからの脱皮が無ければ2050年〜21世紀中に人類は滅びるとの予言もある。現代の様に人類、地球の危機が目前に迫る中、非常に奥深い“勿体ない“の思考風土に根ざす利他的な生き方をしてきた日本の出番!ではないか、と結ぶ。

添付 フォト:今日の自然が何時まで続くか?左から箱根連山〜富士山〜手前は六国見山(関東六国が見える)