三都の思い出   飯田朝明
元歌 「函館の女」


はるばる来たぜロンドンへ 
ユーラシア大地乗り越えて
あれがビックベンでウェストミンスター
バッキンガム宮に見とれるうちに 
泊まるホテルに着いたけど
乗ったキャブにカバン忘れたょー

 逢いに来ました花のパリ
  空の下にはセーヌ川
 凱旋門にエッフェル塔
 シャンゼリゼでお茶を飲めば
  そぞろ歩くは旅の人
 舗道の枯れ葉が風に舞ったょー

やっと着いたぜハンブルク
市庁舎広場の人の波
アルスター湖にゃカモメ鳥
青く豊かなエルベの流れ
 寒さ暗さはどこへやら
北の港はカイザ日和だょー

(補記)
1 私は平成17年10月に、欧州に旅行したが、その際作った「替え歌」をもとにしている。
2 ロンドンでキャブに忘れたカバンは、途方に暮れているところ、運転手さんがホテル
に届けてくれた。私は、Thank you very much. You are honest!という謝辞とともに、お礼として、
ホテルに来るのに要する運賃の3倍以上のポンド紙幣を受け取って頂いた。
3 ハンブルクのアルスター湖は、川を塞き止めた人造湖で、市の中心部まで入り込んでいる。
4 カイザー日和は、日本晴れのようなドイツの好天気の日のことをいうのだそうで、
案内してくれた日本人女性が教えてくれた。カイザーは、皇帝のこと。