詐欺電話          青野正宏

 鎌倉市から防災安全情報なるものをメールで受信するよう設定しています。受信するメッセージの内容は、防災無線と同じ災害警報関係、行方不明者の捜索願いに加え、不審者情報、詐欺電話の警告が多くあります。詐欺電話の警告は「今、市内のxx方面に市役所職員や銀行を名乗る不審な電話が多くかかっています。云々」といったものです。これを考察すると、電話がかかってきた大多数の人はおかしいと気がついて警察に連絡していること。(あたりまえか)  ある地区に集中的にかかってくるということは、町内会の名簿か小中学校の名簿が流出している可能性が高いと思います。おそらく後者でそれもかなり前の名簿でないかと推定します。そうすると当時の保護者が今高齢者となって、詐欺電話のターゲットにふさわしくなります。
 
 認知症でもないのになぜだまされるのか、一般の人間は不思議に思い、「ウチにもかかってこないかな」と心待ちする者もいます。多分、予期せぬ決断を突然迫られて、困惑するからでしょうか。あまり自信を持たないほうが幸いです。詐欺画面の項で書きましたが、PCが使えなくなると思うとあわてました。
 
 知人宅では、突然「ゴホンゴホン YY(名前)、YY」という電話がかかってきました。そこではZZという別居している息子がいますが、名前の漢字がポピュラーな読み方ではYYとなります。そういうことが2度あったので、2度目は「あなた、だれ、ウチにはそういう者はいません。」というと「ア、間違えた」といって電話をきってしまいました。「もう少し粘って相手がどのようなことを言い出すのか聞いてみればよかったのに」と言ったのですが、「その時はカッとなって・・・」ということです。後知恵ではいろいろ言えますが、なかなかその場では冷静になれないものです。2度目だったので、警察に電話すると、その息子の住所・出身学校・勤務先など根掘り葉掘り聞かれたとのこと。まあ、詐欺対策に必要な情報であることは理解できますが、なにかプライバシーをさらけ出しているようで良い気分がしなかったとのこと。
 
 我が家ではナンバーディスプレイの電話でオカミの指導どおり、常時留守録にしています。普段掛かってくる相手は呼び出し音を変えていますで、すぐ電話に出ます。それ以外の電話は、留守録の状態になって相手が話し始めてから電話をとります。留守録に切り替わると電話を切ってしまうコールが多いですが、大概はセールス電話だと思います。また、そういう電話は食事時が多い。銀行からの電話はさすがに「急な用件ではありませんが、また電話します」とちゃんとメッセージを残します。だからといって、電話をとったり折り返し電話したりすることはありませんが。なお、発信元表示を拒否する184で始まる番号からの電話は呼び出し音がならないよう設定していますので、詐欺電話がかかってきているかどうかは不明です。
 
 湘現会で広報担当の私に用がある方は留守録モードになったからといって切らずに名前と用件を伝えていただくようお願いします。間に合えば話している最中に電話をとりますし、そうでなければ折り返し電話をします。