私的鎌倉案内 鎌倉 川紀行編その4

4. 水無川 辷川
 

水無川(810m)
 聖福寺ヶ谷を北から南に流れ、江ノ電稲村ヶ崎駅の近くで海に流れ込む川である。
 聖福寺ヶ谷は元々、谷戸らしい谷戸であったが、七里ガ浜地域の宅地開発で、奥の方が七里ガ浜住宅地とつながってしまった。それでも稲村ケ崎地域と東七里ガ浜地域の間に丘陵が残されているため、辛うじて谷戸らしい雰囲気は残されている。

A 砂浜にある橋。音無橋(海側)から下流方向。
B 音無橋(海側)
海岸の国道にある橋である。稲瀬川(三橋)、極楽寺川(極楽寺橋)とこの音無川(音無橋)は、いずれも同じ名前の橋がある。国道を通したとき、
音無橋標識
音無橋(海側)上流
C 音無橋(山側)
旧道に架かる橋。こらの橋のほうが風格がある。
音無橋(山側)下流を望む
音無橋(山側)標識
音無橋(山側)上流を望む
段差をつけ瀧状になっている
D 江ノ電鉄橋
上流側から見たところ
E 開渠限界(稲村ガ崎3-3-13付近)
 江ノ電鉄橋のすぐ近くで川は一旦暗渠となる。
F 稲村ガ崎2-10-2付近
 川は暗渠となって遡ることができるが、この付近、聖福寺ヶ谷を南北に貫く道路と交差するところで再び開渠となる。
G 稲村ガ崎2-10-16付近の橋
 川は谷の東の山裾を流れている。
東の山側にある住宅と結ぶ道に橋がある。
稲村ガ崎2-10-16付近の橋より下流方向を望む
稲村ガ崎2-10-16付近の橋より上流方向を望む
H 稲村ガ崎2-10-23付近の橋
 月影ヶ谷の住宅地と結ぶ道に架かる橋
稲村ガ崎2-10-23付近の橋より下流方向を望む
稲村ガ崎2-10-23付近の橋より上流方向を望む
I 開渠限界
 稲村ガ崎2-10-81付近で開渠の限界となり、それより上流は聖福寺ヶ谷の中心の道路の下の暗渠となる
J 遡行限界  稲村ガ崎5-7-20付近
 どこまで川とみなすかあいまいだが、ここらあたりが限界と思われる。

 
 明治36年             現在

辷川 (160m)
 聖福寺谷と七里ガ浜ゴルフ場との間に小さな山塊が残されている。そのなかに姥ヶ谷と呼ばれる小さい谷戸があり、その谷戸を流れる川を辷川(「すべりかわ」と読むのであろうか?)sとしているようである。
A 砂浜を流れる川
B 国道に架かる橋
C 国道に架かる橋の上流方向
C 同じ流れを江ノ電に沿った道(稲村ケ崎3-5-39附近)から
下流として見たもの
D 江ノ電に沿った道での下を暗渠で流れる。
E さらに上流方向となると、また90度曲がり姥ヶ谷の奥を望むが、川の痕跡はほとんどない。