谷戸の記録について

1. 構成

谷戸の記録は旧鎌倉編(谷戸の記録)と新鎌倉編(続谷戸の記録)とで、少し異なります。
旧鎌倉編は各谷戸単位に、新鎌倉編地域単位で構成しています。地域の特性により
旧鎌倉以外は谷戸単位のピックアップは不適当と判断したためです。

各単位での構成
○ 解説文
現地調査の記録文です。必要あれば付記事項で注をつけています。ただし、どのガイドブックにも
載っているような一般的なことは省略しています。また、文中に対応する写真番号を記載を記載しています。
○ 写真
調査時に撮った写真に番号を付けて原則1ページ3枚(例外あり)載せています。
各写真の説明を付けています。(必要な場合 注をつけています。) 新鎌倉編のみですが撮影日も入れています。
○ 地図
該当場所の地図の新旧地図(旧鎌倉版:平成16年と昭和29年 新鎌倉版:平成26年と昭和29年)
 なるべく同一範囲で対比可能なようにしています。
○ 空撮写真
該当場所の空撮写真(旧鎌倉版 平成16年 新鎌倉版 平成26年または平成17年 及び終戦直後)

地図と空撮写真は各々なるべく同一範囲に近くなるよう選択しています。地図と写真はなるべく同一年代のものを
志向していますが、空撮写真に関しては、昭和29年前後のものがあまりなく、終戦直後のものを使っていますが、
昭和20年代は宅地開発が始まる前で大きな変化はないと考えています。

2 サンプル
 例として続鎌倉谷戸の記録第5章第2節を例として示します。
こちら
 谷戸が宅地開発により無くなった例です。
 途中で空白のページがあるのは、新旧地図や写真が見開きになるようページを調整したためです。
 緑の線は山と平地や畑などとの境界線らしきものです。昭和29年の地図に合わせて線を引き、
そのパターンをそのまま現在の地図に持ってきたものです。

3. 本記録の活用

ウォーキング関係
 既存の観光ルートとは異なった形のルート展開
 地域住民の迷惑とならない範囲で

郷土史関係
 谷戸の歴史に関する情報交換・共同研究

環境整備維持
 谷戸の環境に関する情報交換・クリーン活動
防災関係
 昭和30〜40年代の住宅開発で環境激変
 「谷戸」が「台」や「丘」に化けたところもある。
 自分の住む所を正しく理解してもらえるよう啓蒙の材料



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